中古バイク探しの豆知識(ミラー)

たくさんあるバイクのミラー

車のミラーにフェンダーミラーとドアミラーがあるように、バイクのバックミラーにも幾つか種類がある。中古バイクによっては、カスタム済のものもあるだろう。マニアックではあるが、後方確認には必須のアイテム。だからバカに出来ない。これらのミラー、バイクの装備(カウル等)やスタイルによってある程度制約を受けるとともに、メリット・デメリットがある。そんなわけで、ちょっとマニアックなバイクのミラーの世界へご招待。

 

ミラーの種類と、それぞれの特性

(1)カウルのあるバイク

・カウルマウント(触覚型)

カウルから、昆虫の触角のように左右上方に伸びているミラーのこと。特性は、前方を見ているときに視線移動が少ないこと、カウルの幅によって見やすさが大きく変わってくることじゃないだろうか。アメリカンやツアラータイプならカウル幅があるために後方視界が確保しやすいが、スーパースポーツではカウルが小さく狭いため、ミラーの2/3は自分の腕しか写っていないということもある。

 

・カウルマウント(ナックルガード兼ウインカーと一体型)

国産では、ホンダGL1800やカワサキ1400GTR、外国車ではBMWのR100RT等に見られる。風圧のかかる手首(ナックル)をウインカーでカバーして、内部をミラーにしているタイプだ。ウインカーとミラーが一体になるために見た目はすっきりするが、慣れないと後方視界がつかみにくいと思われる。知人のバイクで体験したが、最初は苦戦した。中古バイクを初めて買うときは要注意かもしれない。またカウルマウントミラーは、ハンドルを切ってもミラー位置は変わらない。これを嫌うライダーもいる。

 

(2)カウルのないバイク~ハンドルマウント

カウルがないバイクは、昔ながらの、ハンドル左右についているミラーが主流。形は四角、楕円、丸と様々だが、バイク本体のデザインや、オーナーの好みによって簡単に替えられる。位置調整がしやすいのもメリットだろう。恐らく、バイクに慣れていない人が中古バイクを選ぶなら、このタイプがいいんじゃないかと個人的には思っている。ホンダのCB1300SB(スーパーボルドール)は市販車ではカウルミラーだが、白バイに採用されているCB1300Pではカウルでなくハンドルマウントになっている。マニアックな世界だが、違いを知っていると通っぽくてかっこいい気がする。ハンドルマウントミラーは、カウルミラーよりも手前にあるので、視線移動が大きいのが欠点。ここだけは押さえておくべき。

 

(3)その他

「バーエンドミラー」といい、ハンドル末端に出っ張るようにつけるミラーがある。車幅が大きく変わるので、車検は通らない。なので推奨は出来ないし、自己責任で判断してもらうものだと思っている。あまりミラーをつけたくないライダー向けで、右側だけつける場合が多い。知っている範囲では、ほとんど見かけない。

 

中古バイク選びの際のミラーにおける注意点

マフラーやハンドルと同様、ミラーもノーマルが最も無難。メーカーはカスタム前提ではなくノーマルを一番いいものとして造っているので、当然といえば当然か。カスタムに対するこだわりがないのであれば、中古バイクを買う際は、ミラーはノーマルがいいと思っている。一方、ドレスアップをしたいという人は積極的に交換していいと思う。自分の好みに合わせて形、色、取付方法などを変えるのは楽しい。中古バイクを買う際にショップに相談するでもいいし、知人に聞くのもいいだろう。ちなみに、ミラーで最も悩ましいのは振動対策だと思っている。単気筒や大排気量の2気筒エンジンであれば、後方視界確保は多少諦めるほかないのかなぁと思うくらいだ。低回転も高回転でも、エンジンの振動がミラーと共振する回転域では、ブレることがある。恐らくこれはしょうがない。スクリーンを変えると、ブレる回転域が変わることもある。一方、水平対向エンジンはブレにくい。ついついミラーについて熱く語ってしまった。なんだかんだでミラーは奥が深い。というか、バイクは奥が深い。もし中古バイクを探すなら、形や性能など、ご自分のスタイルに合ったミラーに出会えることを祈るばかりだ。